【目次】
はじめに
オフショア開発とは
オフショア開発セミナーに行くメリット
【体験談】セミナーに行ってみた!
おすすめのオフショア開発セミナー
おわりに
はじめに
オフショア開発を検討している会社さんにぜひともおすすめしたいのが、オフショア開発セミナーです。
オフショア開発を成功させるためには、しっかりとした事前準備が必要ですが、事前にオフショア開発の情報を集める際、自社で上がってくる情報やwebで集める情報だけでは充分とはいえません。実際にオフショア開発の経験者の方にお話を聞いたり、現場に行ってみないと得ることができない情報はたくさんあります。
そこで、オフショア開発に関するセミナーなどに参加し、なるべく多くの情報を集めることが重要なのです。
この記事では、筆者がオフショア開発セミナーに実際に参加した体験から、セミナーに行くメリットやセミナーに参加することでどういった内容の情報が聞けるのかを詳しくご紹介しています。オフショア開発を検討している会社さんはぜひ最後までお読みください!
オフショア開発とは
オフショア開発とは、システムやソフトウェアなどの開発業務を海外の開発会社や子会社に委託する開発手法のことです。コーディングやプログラミングといった開発工程や、システムテストの実施といったテスト工程などの業務を海外に委託することで、現地の安い人件費による開発コスト削減や、国内で不足しているIT人材を必要なタイミングで必要な時だけ確保することができるといったメリットがあります。
オフショア開発について詳しく知りたい方はこちら
オフショア開発セミナーに行くメリット
では、オフショア開発セミナーに行くとどのようなメリットが得られるのでしょうか?
3つのメリットを解説していきます。
最新のオフショア情報を知ることができる
IT業界の変化が目まぐるしいように、オフショア開発のトレンドも日々変化しています。例えば、ひと昔前のオフショア開発では委託先として中国やインドが人気でしたが、急速な経済成長に伴う人件費の高騰により、現在ではベトナムをはじめとした東南アジアの国々が人気です。
このように、オフショア開発では適している委託先や契約形態、委託会社は時代やプロジェクトの規模によっても異なります。そのため、一度オフショアを経験している方でもセミナーに参加し、最新のオフショア情報を得ることが必要なのです。
不安や疑問を解消できる
「オフショア開発」とwebで検索してみると、たくさんの失敗談が出てきて不安になりますよね。海外でビジネスをするからには少なからずリスクが伴います。そんな不安や疑問を、オフショア開発セミナーに参加することで解消することができます。
セミナーには、オフショア経験のある経営者の方や、いくつものオフショア開発プロジェクトを成功させてきたオフショア企業の方、時には開発委託先のエンジニアやプログラマーも参加しています。様々な立場の人から話を聞くことで、より広い視野でオフショア開発の事前準備やリスク管理をすることができます。
リアルなオフショアの現場をイメージできる
オフショア開発セミナーの中には、スカイプで開発の現場をのぞかせてくれたり、現地視察もできるようなプランのものもあったりします。それらのセミナーに参加することで、実際に現地に行ってみないとわからない課題や、問題点を知ることができ、入念なリスク管理ができるようになります。「百聞は一見に如かず」とも言いますが、現地の様子を目で見ておくことは、セミナーでしか味わえない貴重な経験になること間違いなしです!
【体験談】セミナーに行ってみた!
この章では、筆者が実際にオフショア開発セミナーに参加した体験を基に、参加費用や当日のスケジュール、セミナーの内容などを紹介します。
参加費用
参加費用は無料でした。現地視察などプランがついている2泊3日などのセミナーは2~3万円の参加費用がかかる場合もありますが、基本的に半日などで開催しているセミナーは無料で参加することができます。
時間
今回は、15~19時にかけて行われた計4時間のセミナーに参加しました。多くのオフショア開発セミナーが、夕方~夜にかけての2~4時間程度で開催されるので、平日でもビジネスマンの方が通いやすいような時間帯に設定されています。
スケジュール
私が今回参加したオフショア開発セミナーのスケジュールは以下の通りです。
14:30 受付開始
15:00~15:10 主催企業から挨拶
15:20~16:00 1部「オフショア開発の現状」
16:10~16:50 2部「オフショア開発の事例①」
17:00~17:40 3部「オフショア開発の事例②」
17:40~18:00 休憩
18:00~18:30 まとめ、質疑応答
18:30~19:00 名刺交換、現地視察申し込みなど
4時間のセミナーでしたが、様々な情報を得ることができ、時間があっという間に感じました!セミナーの1部~3部にかけての内容をいくつか抜粋して下にまとめています!
セミナーの内容
人材に関する問題
オフショア開発において、人材の問題は必ずぶつかる壁です。よくあるのが、日本と現地のスタッフ間の意思疎通がうまくいかず、「日本でやったほうが早いじゃん」と、現地との溝ができてしまうパターン。これを避けるためには、両国間の架け橋となるブリッジエンジニアを確保することが重要です。ブリッジエンジニアは、プロジェクトの成否を左右する重要なキーパーソンなので、日本国内で現地に勤務する人を採用し、自社で教育してからプロジェクトにアサインする方法がおすすめです。
プロジェクト進行について
プロジェクトを進めていくとさまざまな問題が発生します。進捗管理していても、実際ふたを開けてみると、予定していたものとは全く別のものが完成していたというのはありがちな失敗です。このような失敗を防ぐためには、プロジェクトの進行や進捗管理について事前に決めておくことが必要です。
過去のシステム開発はウォーターフォールの開発進行がメインでした。これは企画から設計、実装、テストと各段階で進行し、それぞれのフェーズが終わったらその前の段階に戻ることはなく、この手法だと実装やテストの段階で大きな問題が発生しても、その問題を改善し流れを取り戻すことが難しいのです。そこで、この一連の流れを細かいシステムごとに分類し、それぞれのシステム上で問題がないと判断できてから次に進むという手法のアジャイル開発がオフショア開発のプロジェクトでは適しています。
課題と事例
よくある失敗例
・現地と日本のスタッフが仲のよい雰囲気で進行して問題ないが、肝心の開発力が弱い
・プロジェクトがスタートしても現地スタッフが緊張しているようで打ち解けられない
・現地で不正をしている様子があったが対応方法がわからない
など。自社の場合は問題がなく進行しているから大丈夫と楽観的に考えていると、どこかで大きな失敗が発生する可能性があるので、常に情報収集のアンテナを高くしておくことが必要です。
さまざまな国の動向
委託先となる国の特徴や動向を把握しておき、自社の委託する業務に最適な委託先を選ぶことは、プロジェクトの成功率をあげることにつながります。オフショア開発を受けている国として代表的なのは中国やインド、ベトナムですが、中国とインドに関しては、今や日本の人件費と変わらないかむしろそれ以上になりました。そこで最近、英語が公用語になっているフィリピンや、デザイナーの多いタイ、東南アジアの中でもとりわけ人件費が安いミャンマーなどが人気になってきています。
オフショア開発説明会の体験談はこちら
おすすめのオフショア開発セミナー
最後に、「どこのオフショア開発セミナーに行ったらいいかわからない」という方のために、大手オフショア企業が主催しているおすすめのオフショア開発セミナーを紹介します。この記事を読み、セミナーに参加してみたい!と感じた方は、ぜひ申し込みしてみてください。
株式会社IDS
株式会社IDSが提供するオフショア開発サービス「スマラボ」では、日本企業とベトナム間のオフショア開発をサポートしています。いくつものオフショア開発プロジェクトで蓄積されてきたナレッジをセミナーで吸収しましょう。スマラボのセミナーは、2部制になっており、1部にはオフショアの活用方法や、開発事例を紹介し、2部ではベトナム現地のブリッジエンジニアとリモートをつなぎ、国内からベトナムの開発現場を視察することができます。参加費用も無料なので、とてもおすすめできるオフショア開発セミナーです!
株式会社コウェル
株式会社コウェルは、日本企業のオフショア開発やニアショア開発をサポートする会社です。コウェルのオフショア開発セミナーでは、最先端のオフショア開発のトレンドから、EC市場の動き、IT人材の育成など幅広い内容のセミナーをいくつも開催しています。ぜひ、興味のあるものに参加してみましょう!東京の他にも大阪や名古屋でセミナーが開催されることもあり、月に1回ペースで行われています。
おわりに
オフショア開発セミナーについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
- セミナーに行くメリット
最新のオフショア情報を知ることができる
不安や疑問を解消できる
リアルな現場をイメージできる - セミナーは基本的に無料で、平日でも行きやすい夕方から夜にかけて行われる。
- まずは行ってみるべし!
オフショア開発セミナーは重要な情報収集の場です。オフショア開発をしている会社同士が交流し、より深い情報を得るための場所として、ぜひセミナーを活用してみましょう!